日本製鉄 新開発チタン合金Super-TIX 20AFGがカシオ計算機のG-SHOCK新モデルに採用

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)の意匠性チタンTranTixxiiⓇ(トランティクシー)の新開発チタン合金Super-TIX 20AFG(スーパータイエックス 20AFG)が、カシオ計算機株式会社(以下、カシオ計算機)より2021年4月に発売されるG-SHOCKの新モデルに採用されます。

G-SHOCKはカシオ計算機の代表的な時計ブランドで、「耐衝撃性能」を特徴とし、毎年数多くの新製品を生み出しています。このたび日本製鉄の新開発チタン合金が、新モデル「GMW-B5000TR」のベゼル、バンド用途で採用されることが決まりました。

チタンはステンレスに比べて約60%という軽さ、高級感、汗や海水環境においても錆びない耐食性、人工関節、ペースメーカーなど、人体内部への適用も可能なほどの生体適合性を有しています。これまでも腕時計などの精密機器への採用が進んできましたが、チタンはステンレスに比べて、鏡面性や加工性に劣るという課題がありました。今回新たにG-SHOCK新モデル向けとして両社で共同開発したTranTixxiiの新合金Super-TIX 20AFGは、ステンレスと遜色ない鏡面性を実現するとともに、優れた加工性を有し、優美な外観の実現に貢献しています。さらに、昨今のGPS機能を搭載したモデルに対応するため、電波受信特性の確保も課題としてありました。鏡面性、加工性、並びに電波受信特性の全てを満足させることはこれまでのチタンでは困難とされてきましたが、新開発のSuper-TIX 20AFGでは、最適な化学成分の配合と、ミクロン単位での緻密な金属組織制御とを、巧みに組み合わせることで実現しました。

カシオ計算機は、メタル製G-SHOCKの比率を高め、全世界での販売拡大を図っています。日本製鉄のTranTixxiiはその優美さとともに「時を超える素材」というブランドコンセプトの通り、堅牢性に優れたカシオ計算機の製品ニーズに合致した素材を、今後も精力的に開発してまいります。



■G-SHOCK「GMW-B5000」概要
G-SHOCKは1983年発売の耐衝撃ウオッチです。「衝撃に弱く、壊れやすい」という腕時計の常識を覆し、腕時計に対する価値観を一新しました。現在までに世界で累計1億個以上を出荷し、腕時計のジャンルを超えた唯一無二のブランドとして、絶えず進化を続けています。「GMW-B5000」は初代“G-SHOCK”の形状を受け継ぎつつ、外装素材の全てにメタル素材を使用。CMF(色・素材・仕上げ)展開で独自のデザインを生み出しています。

■意匠性チタンTranTixxiiⓇ
TranTixxiiは、独自の最先端技術によって実現した様々な色彩・色調を、チタンのもつ優れた耐食性と耐変色性によって、時を超えて持続させることができる世界初のチタンブランドです。建築分野では、住まいや建築物を守り・美しく彩る屋根・壁をはじめ、ルーバー・表札・水切り等、様々なニーズにお応えしながら機能性・意匠性・成形性を追求しています。

日本製鉄のデザイニングチタン「TranTixxii(トランティクシー)」ホームページ
https://www.nipponsteel.com/product/trantixxii/


お問い合わせ先:
日本製鉄株式会社 総務部広報センター TEL:03-6867-2977
         チタン営業部自動車・建材室 TEL:03-6867-5611



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この企業の情報

組織名
日本製鉄株式会社
ホームページ
http://www.nipponsteel.com
代表者
橋本 英二
資本金
41,952,497 万円
上場
(旧)東証1部,名証1部,札証,福証
所在地
〒100-8071 東京都千代田区丸の内2-6-1丸の内パークビルディング
連絡先
03-6867-4111

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