SAS、変化の激しい企業のマーケティング活動をサポートする新サービスを発表

SAS Customer Intelligence 360のアップデートは、カスタマイズされたエンゲージメントや定量化可能なインパクトで、市場の変化に迅速に対応

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下SAS)は、本日、マーケティング担当者がカスタマー・エクスペリエンス(CX)を再考できるよう支援するため、新しい4つのサービスとSAS® Customer Intelligence 360のアップデートを発表しました。これにより企業は、ハイブリッド・マーケティング・アプローチによるアナリティクスを通じて、迅速に価値を得られるようになります。マーケティングの責任者は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによる顧客行動の変化に迅速に対応する必要があります。SASはAIとリアルタイムの意思決定を用いて、数分または数秒でデータを実際に適用可能な意思決定に転換できる機能を提供し、顧客を支援すべく独自の態勢を整えています。

ICA Banken(スウェーデンの銀行)のCRMマネージャーであるリーナス・アクセルソン(LinusAxelsson)氏は、次のように述べています。
「デジタル専業の総合銀行である当社は、デジタル資産に関するパーソナライズされたカスタマー・エクスペリエンスを素早く構築し、提供する必要があります。当社はSAS Customer Intelligence 360を用いることで、現在のような厳しいグローバル・ビジネス環境においても、Webコンバージョン率を6~8倍向上させ、マーケティング・キャンペーンのデザインおよび承認のスピードを10倍高め、マーケティング業務を合理化できます。その結果として、数百万ドルのコスト削減が実現しています。当社はSASによって、マーケティング業務を本格的に見直しています。」

SAS 360 Digital Insightサービス
Digital Insightサービスは、オンライン・チャネルからデジタル・データを収集し、ビジネスの意思決定に役立てます。SASのエキスパートが提供するデジタル・アナリティクス分野の専門知識とレポートにより、マーケティング担当者は、顧客が自社のデジタル資産とどのようにやり取りしているのかを理解できます。リアルタイムで変更を加えてデジタル・プレゼンスやマーケティング・インタラクションを向上させ、コンバージョン率、顧客維持率、ロイヤリティ、成長率などの指標を改善できます。サービスには、以下が含まれています。
  • データ収集、接続、バッチ生成のデータ・プロファイルに対するセグメント化
  • データ・クレンジングと準備(デジタル・データ)
  • 一連の標準的な静的レポートおよび分析セグメント
  • デジタル・アナリティクス分野の優れた専門知識
SAS 360 Customer Insightサービス
Customer Insightサービスは、組織が顧客データの規模と多様性を活用できるよう支援します。SASのエキスパートが主導するワークショップでは、顧客分析と予測モデルからメリットを得られるような、関連するビジネス・ユースケースを特定します。このサービスによって新たなインサイトを豊富に得られることで、マーケティング担当者は、新しい方法で顧客に関与し、CXイニシアティブを加速できます。サービスには、以下が含まれています。
  • 分析モデリングのためのデジタル/オンプレミス・データのマッチングと準備
  • 定義済みの優先ユースケースに向けたモデル開発
  • 現在の導入と将来のモデリング作業のための、文書化されたモデル評価と再利用可能なモデル・パイプライン
SAS 360 Attributionサービス
Attributionサービスは、組織が分析的なアトリビューション・プログラムを策定できるよう支援します。SASのエキスパートが主導するワークショップでは、デジタル・トラフィック・ソース、デジタル以外のマーケティング・タッチポイント、コンバージョン率の目標、顧客データ階層を特定します。結果として、レポート、インサイト解釈、レコメンデーションを伴う再利用可能なマルチチャネルのアトリビューション環境が確立され、組織全体で共有できるようになります。

SAS 360 Data Activationサービス
Data Activationサービスは、デジタル・データの収集と接続からサードパーティ・システムのアクティベーションに至るまで、組織を支援します。デジタル・データを収集し、オフライン・データと結合し、クレンジングと準備を行い、イベント認識や提供済みインサイトの検出とともに機械学習組み込み型のワークフロー・ジャーニーを構築するため、データを使用します。電子メール・プロバイダー、キャンペーン管理ソリューション、Webパーソナライゼーションおよびコンテンツ・デリバリなど、サードパーティ・システムによるアクティベーションのために、リアルタイム・セグメントが作成されます。サービスには、以下が含まれています。
  • データ収集、接続、ストリーミング・データ・プロファイルに対するセグメント化
  • データ品質とマスターIDグラフが含まれる、強化されたデジタルIDレゾリューション
  • 一連のダイナミック・ダッシュボード・レポート
IDCのカスタマー・エクスペリエンス戦略担当プログラム・バイス・プレジデントであるアラン・ウェバー(Alan Webber)氏は、次のように述べています。
「2020年に世界がどのように変化したかは、数カ月後、場合によっては数年後にならないと判明せず、これは顧客の期待に関しても同じです。ニュー・ノーマルは組織に、よりターゲットを絞ったカスタマー・エクスペリエンス、強化されたマルチチャネル・ジャーニー、全般的に優れた顧客満足度を提供するよう求めています。新しいテクノロジーやサービスは、企業がデータ収集、意思決定、デリバリの新たなアプローチを採用し、個々の顧客に向けてパーソナライズ/コンテキスト化されたダイナミックなエンドツーエンドの体験を構築できるよう支援します。こうした体験は実際に、より人間的なものになり、企業が顧客と感情面での深いつながりを築くために役立ち、ロイヤリティとビジネスの成長を促進します。」

マーケティング担当者の適応を支援するSAS Customer Intelligence 360のアップデート
SASは新しいサービスに加え、業界で高い評価を受けているSAS Customer Intelligence 360マーケティング・スイートをアップデートしました。SAS Customer Intelligence 360は、顧客の信頼とエンゲージメントのレベルを保つため、新たな現実に適応する一連の統合機能を提供します。
  • マーケティング・データ管理:オープン・データ・モデルの向上により、従来型の顧客データ・プラットフォームにとどまらず、また典型的な「マーケティング・クラウド」とは異なり、データの存在する場所で顧客データにシームレスにアクセスし、強化し、拡張できます。
  • マーケティング・プランニング:再設計されたプランニング/財務管理、創造的な生産管理、レポート作成/アナリティクス、統合カレンダー、デジタル資産管理機能を通じて、すべてのカスタマー・エクスペリエンス・プランニング作業を自動化および促進する、アジャイル・マーケティング・プランニングを実現します。
  • ジャーニー・アクティベーション:高度な予測モデル、ターゲットを絞ったキャンペーンのための予測/ゴールシーク・ルーチン、応答率を高めて収益性の高いリードを生成するカスタマー・ジャーニーを実現します。
  • 組み込みアナリティクス:すぐに使用できる統合アナリティクス・ガイドをアップグレードしています。例えば、高度なAIと機械学習手法によって促進される、自動抽出セグメント、多変量テスト、応用型の最適化などです。
  • マーケティング・インパクトの拡張:AIとビジネス・ロジックを通じた迅速な意思決定とリアルタイム・データ分析により、他の部門、ステークホルダー、サプライヤー、パートナーを通じたブランド体験を増強します。
SASのハイブリッド・マーケティング・アーキテクチャにより、マーケティング担当者は「ブラックボックス」的な顧客マーケティング・ソリューションを排除し、データ管理の熟達度、分析の最適化、AI駆動型の意思決定の能力を高める、クラウドベースの柔軟かつインテリジェントなマーケティング・システムを導入できます。

SASのカスタマー・インテリジェンス担当グローバル・ディレクターであるウィルソン・ラジ(Wilson Raj)は、次のように述べています。
「マーケティングの見直しには、マーケティング・テクノロジー・スタックを取り去って、多数の真新しい分散型ツールを導入する必要はありません。マーケティング担当者にはむしろ、既存システムのレジリエンス、スマートさ、スピードを高められるテクノロジー/手法を統合できることが求められます。SAS Customer Intelligence 360は、現在および将来に向け、プライバシーに対応した方法で、カスタマイズされたリアルタイムのインタラクションを実現します。」

詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.sas.com/en_us/solutions/customer-intelligence.html

*2020年7月7日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2020/july/ci-360-update.html
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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