SAS、ビジネス再開のリスクと影響を評価するツールを無料公開

新しいツールにより、医療機関やコミュニティはビジネス再開が各地域にどのような影響をもたらすかを見極め、高リスクの人々を保護し、感染の影響が予測可能に

米国の各州が外出禁止令を緩和し、ビジネスが再開している現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して高リスクの人々や一般市民を守ることが最重要課題となっています。アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下SAS)は、意思決定の向上を支援するため、医療供給者、データサイエンティスト、そして市民の能力を一様に高める新ツールを無料で一般公開します。このアプリケーションによって、誰もが強力なアナリティクスを活用し、パンデミックのリアルタイム・データを用いて準備態勢とリスク緩和策を強化できるようになります。

最適化モデルは、緊急性の低い手術や他の医療サービスの再開計画に情報を提供
パンデミックへの対応期間中、多くの重要な入院/通院診療が延期されていました。SASと米国クリーブランド・クリニックは、データサイエンティスト向けにGitHubで最適化モデルを公開しています。病院からのインプットにもとづき、このモデルを用いて最適な再開計画を見極めることができます。医療機関は、資源の経済性と効率的な利用、診療品質のバランスをとるために、このモデルを使用できます。また、病院においてこのモデルを活用し、COVID-19検査キット、人工呼吸器、共用ベッド、手術室などの共用資源の制約と比較して、医療設備、診療系統(整形外科など)、下位診療(スポーツ傷害や関節など)を検討することも可能です。

さらに病院や診療所は、このモデルを使用して、緊急性の低い診療におけるICU病床や人工呼吸器などの重要な資源の利用状況を把握し、こうした資源の一部を病院経営の健全性を保ちながら常に利用可能にしておく方法について理解することで、COVID-19の新たな波(または他の資源ストレス)に備えることができます。

感染症の影響と医療資源のニーズを予測するEpidemiological Scenario Analysis
データおよびアナリティクスのプロフェッショナル向けに設計された、COVID-19 Epidemiological Scenario Analysisは、SASとクリーブランド・クリニックのコラボレーションをさらに拡張したものであり、病院が予測モデリングによって現在および将来のニーズを計画できるよう支援します。アナリティクス・コミュニティは新しいユーザー駆動型インターフェイスにより、GitHubでも提供されている公開モデルを実行できます。

この新しい分析環境では、AI対応のSAS®Health on SAS®Viya®を使用し、感受性、曝露、感染、回復という感染症の4ステージを通じた人の流れを辿り、さまざまなユーザー駆動型シナリオによって、感染症発生が人々にもたらす影響を予測します。このシナリオの結果によって、政府機関、医療機関、機器メーカーは、医療資源のニーズ(病院やICUの病床数、ECMOや人工呼吸器の使用率など)についての理解を深めることができます。

ユーザーはこの環境内で、対象者のCOVID-19に関する統計情報を入力し、シナリオを実行して感染のピークや各ステージ別の人数、疾病の感染力、軽減戦略の効果などを予測できます。また、地域(人口やソーシャル・ディスタンシング措置など)、疾病の特質(潜伏期間や回復など)、病院固有のパラメーター(入院患者数、ICU、在院日数など)に合わせて予測を調整し、シナリオ予測をダウンロードしてさらなる分析を実行することも可能です。

高リスクの人々を特定して保護するVulnerable Populations Dashboard
外出禁止令が緩和されるにつれて、特に65歳以上の高齢者や、年齢を問わず基礎疾患を有する人など、重症化リスクの高い人に関しては、感染予防が極めて重要になります。より良く、より安全な世界のために、一般公開の無料リソースに投資し続けるSASの新しい分析リソースは、複数の公衆衛生の情報源からデータをまとめ、米国の各地域コミュニティにおける高リスクの人々を視覚化します。

データ専門家のみならず広く新型コロナウイルス感染症対策従事者に利用してもらうために、Novel Coronavirus Vulnerable Populations Dashboardでは、SAS Visual Analytics on ViyaとSAS Visual Analytics SDKを用いて、経験の有無を問わずあらゆるユーザーが各地域のデータを精査し、コミュニティ固有のリスクを理解して、情報にもとづく意思決定を下せるようにしています。ユーザーはビジュアルをドリルダウン表示し、高リスクの人々が多い地域を特定できます。州や郡ごとにメディケア老人福祉施設を表示し、高齢者や慢性症状/併存疾患保持者などさまざまな人口区分を詳細に検討することが可能です。さらに、無料のData Discovery Environmentを介して、米疾病予防管理センターや米国国勢調査アメリカン・コミュニティ・サーベイ(American Community Survey)提供のデータにアクセスし、予測モデル、見通し、レポートを通じてさらにデータを調査できます。

SASグローバル・ヘルス/ライフサイエンス担当ディレクターであるマーク・ランブレヒト(Mark Lambrecht)は、次のように述べています。
「この世界的な脅威に直面する中で、どこにいても何をしていても、友人や家族を守ることが最優先事項になっています。SASはCOVID-19分析環境とリソースを無償提供することで、誰もがパンデミックの認識/対応/復旧の推進に貢献するとともに、人々が協力して安全と健康を維持し、常に十分な情報を得られるよう支援しています。」

SASはアナリティクス・コミュニティと一般市民に対し、パンデミックと闘い、コミュニティを守るための役割を果たすよう呼びかけています。SASがアナリティクスを用いてパートナー、顧客、コミュニティの能力を高めている方法については、COVID-19 Data Analytics Resource Hubをご覧ください。
https://www.sas.com/en_us/covid19.html

*2020年6月11日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2020/june/sas-debuts-tools-to-gauge-risks-impacts-of-reopening.html
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
堀田 徹哉
資本金
10,000 万円
上場
未上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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