バイオジェン・ジャパン、5月30日のWorld MS Day 2019に向けて 多発性硬化症(MS)の認知向上活動を展開

第1弾として、メッセージ動画
「知ることは、向き合うこと。知ることは、支えること。(予告編)」を公開

バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:アジェイ スレイク、以下バイオジェン)は、多発性硬化症(MS)の疾患認知向上活動を継続的に展開しております。ここに本年の「World MS Day 2019」(世界多発性硬化症の日、2019年は5月30日)に向けたMSの認知向上活動を実施について、お知らせします。本日、その第1弾としてメッセージ動画「少しだけ知って欲しい多発性硬化症(予告編)」を公開いたしました。日本においてMSは患者数も少なく、まだ認知が低い疾患です。




本活動は、「知ることは、向き合うこと。知ることは、支えること。」をテーマに、バイオジェン・ジャパンが疾患啓発のために情報提供を行っているウェブサイト「MSサポートナビ」(https://www.ms-supportnavi.com/ja-jp/home/efforts/effort01/2019.html)上にて展開いたします。

【World MS Day 2019(5月30日)への認知向上活動の概要】
メッセージ動画ハイライト版(予告編)
本日、第1弾として公開するメッセージ動画はハイライト版(予告編)となります。専門医の立場から東京都保健医療公社荏原病院 神経内科医長の野原 千洋子先生から、MSの疾患認知の難しさとしての「目に見えない症状であるからこそ辛さがある疾患であること」、や現在・将来の治療への期待感として「早期診断と早期治療により、後遺症を残すことなく完治を目指すことができる時代に入ってきていること」をお話しいただいています。MSとともに生き生きと活動するお二人の患者さんからは、「(なかなか病名がつかず)ようやく診断がついた時には安心とともに、難病であることへの不安を感じた」(漫画家 岡田 がるさん)、「待ってくれている家族がいることは支えになります」(ご自身のMSの経験に基づいて絵本を執筆した放射線治療医の阿部 円香さん)といったメッセージをいただいています。

【World MS Day(5月30日)当日活動】
1)メッセージ動画本編
5月30日のWorld MS Day当日には、認知向上活動第2弾として、メッセージ動画本編(専門医、およびMS患者さんお二人のメッセージ動画の計3本)を公開します。
2)MS患者さん エッセイ/写真展
MSとともに生きる患者さんのストーリーを写真とともに紹介するウェブ展示企画「『わたしの多発性硬化症』写真展」を実施します。お二人のMS患者さんの印象的な写真ならびに、患者として経験した思いをエッセイとして伝えていただきます。
3)チャリティーラン&ウォーク(バイオジェン・ジャパン社内イベント)
バイオジェン・ジャパンの社内イベントとして弊社社員によるチャリティランやウォークを実施し、達成した距離に応じた金額を患者支援団体に寄付させていただきます。



MSは深刻な慢性進行性神経疾患であり、認知機能、心理社会的機能及び身体機能の全てに影響を及ぼし、中枢神経系における炎症、ミエリン破壊、オリゴデンドロサイトの細胞死、軸索損傷およびその後の神経細胞の喪失を特徴とする自己免疫疾患です。MSの有病率は人種間および地域間で差があり、日本における推定有病率は欧米諸国の10%程度と報告されています*1。日本でのMS患者数は増加傾向にあり*2、罹患率は10万人当たり10.8~14.4人と報告されています*3。

MSは、手足のしびれ、感覚機能や判断力の低下など患者さんによって症状が多様で診断が難しく、疾患としてもまだまだ理解が進んでいないのが現状です。2017年に弊社が「全国多発性硬化症友の会」と共同で実施した調査*4によると、最初にMSと思われる症状が現れてから、確定診断されるまでに平均3.7年、3つの医療機関を受診しているということが示されました。また、一見しただけでは病気であるとわかりづらいため、周囲の理解が得られず、就労や日常生活で困難が強いられることもあります。

バイオジェン・ジャパンは、World MS Dayをきっかけに一人でも多くの方にMSという疾患について、またMS患者さんが抱えている課題を知っていただくことで、患者さんへの配慮や支援につながり、MSに罹っていてもその人らしい生き方ができる社会づくりの一助となることを願っています。

World MS Day(世界多発性硬化症の日)について
World MS Dayは、MSの認知向上などを目的に、MS世界連合と世界各国のMS協会により2009年に制定されました。毎年5月末がWorld MS Dayと定められ、毎年世界中でさまざまな啓発活動が行われています。日本でもMSの認知度向上を目的として、趣旨に賛同した組織、団体、個人により、さまざまな啓発活動が展開されています。

MSサポートナビについて
■サイト名・URL
多発性硬化症サポートナビ(https://www.ms-supportnavi.com/
*World MS Day 2019に向けた認知向上活動については、「MSサポートナビ」中の「World MS Day」ページにてご覧いただけます。


■内容
多発性硬化症に関するあらゆる情報のご提供を通じて、患者さんやご家族の皆さまをサポートいたします。

■対象者
患者さん・ご家族
(医療従事者向けサイト: https://www.ms-supportnavi.com/ja-jp/home/dr/index.html

バイオジェンについて
神経科学領域のパイオニアであるバイオジェンは、最先端の医学と科学を通じて、重篤な神経学的疾患、神経変性疾患の革新的な治療法の発見および開発を行い、その成果を世界中の患者に提供しています。1978年にチャールズ・ワイスマン、ハインツ・シェイラー、ケネス・マレー、ノーベル賞受賞者であるウォルター・ギルバートとフィリップ・シャープにより設立されたバイオジェンは、世界で歴史のあるバイオテクノロジー企業であり、多発性硬化症の領域をリードする製品ポートフォリオを持ち、脊髄性筋萎縮症の唯一の治療薬を製品化いたしました。また、アルツハイマー病、神経免疫疾患、運動性疾患、神経筋障害、疼痛、眼科、神経精神医学といった神経領域の研究においても最先端の活動を展開しています。生物製剤の高い技術力を活かし、バイオジェンは高品質のバイオシミラーの製造と製品化にも注力しています。
バイオジェンに関する情報については、https://www.biogen.com/ およびSNS媒体Twitter(https://twitter.com/biogen), LinkedIn(https://www.linkedin.com/company/biogen-), Facebook(https://www.facebook.com/Biogen/), YouTube(https://www.youtube.com/c/biogen)をご覧ください。

バイオジェン・ジャパンは、米国バイオジェンの日本法人です。世界で最も歴史のある独立系バイオテクノロジー企業の日本法人として、日本では2000年より事業を展開しています。バイオジェン・ジャパンに関する情報については、https://www.biogen.co.jp/ をご覧ください。

____________________________________________
*1 堀内泉, 吉良潤一.多発性硬化症.田村晃, 松谷雅生, 清水輝夫編.EBMに基づく脳神経疾患の基本治療指針.メジカルビュー社; 2002:276-79
*2 公益財団法人難病医学研究財団:難病情報センター 特定疾患医療受給者証所持者数 http://www.nanbyou.or.jp/entry/1356
*3 Kinoshita M, Obata K, Tanaka M. Latitude has more significant impact on prevalence of multiple sclerosis than ultraviolet level or sunshine duration in Japanese population. Neurol Sci. 2015;36(7):1147-51.
*4 バイオジェン・ジャパン株式会社 多発性硬化症の患者さんの実態調査 (2017年5月30日発表)
https://www.biogen.co.jp/ja_JP/news-insights/japanaffiliatenews/2017-05-30-news.html
本件に関するお問合わせ先
報道関係者お問合せ先
バイオジェン・ジャパン株式会社
コーポレート・アフェアーズ本部
広報部長 三井 貴子
TEL: 03-3275-1745 Email: Japan-PA@biogen.com
携帯: 070-1501-4315

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
バイオジェン・ジャパン株式会社
ホームページ
https://www.biogen.co.jp/
代表者
ニコラス ジョーンズ
資本金
15,000 万円
上場
非上場
所在地
〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目4番1号日本橋一丁目三井ビルディング14階
連絡先
03-3275-1900

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • Facebook
  • デジタルPR研究所