コミュニケーション学部佐々木裕一教授が、電気通信普及財団のテレコム社会科学賞を受賞。著書『ソーシャルメディア四半世紀 情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ』が評価される



東京経済大学(東京都国分寺市/学長:岡本英男)コミュニケーション学部の佐々木裕一教授が、著書『ソーシャルメディア四半世紀 情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ』で第34回テレコム社会科学賞を受賞した。この賞は、情報通信のさらなる発展に資する優れた著作や研究論文を表彰するもので、佐々木教授は2016年にも『ツイッターの心理学 情報環境と利用者行動』で、本学の北村智コミュニケーション学部准教授と同奨励賞を受賞している。




【本件概要】

●コミュニケーション学部の佐々木裕一教授が第34回テレコム社会科学賞を受賞
●著書『ソーシャルメディア四半世紀 情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ』が評価される
●ソーシャルメディアの盛衰を5年ごとに数字や資料などを丹念に追い、ビジネスモデルの傾向、成功と限界を考察している点が評価


【テレコム社会科学賞受賞作について】
 佐々木教授は、受賞作である『ソーシャルメディア四半世紀 情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ』について以下のように語る。
 「情報技術によって作られる物理的環境が私たちのコミュニケーションのあり方や内容に少なからぬ影響をもたらすという仮説がこの研究の出発点でした。この物理的環境は「アーキテクチャ」と呼ばれますが、これを相手にする際、各ウェブサービスの持つ収益モデルも詳細に分析していく必要があるという着眼がこの本の特色になります。時代とともに変化していったアーキテクチャ/利用者/収益モデルの関係をインタビューデータをふんだんに引用し、マクロデータも参照しながら描き出しました。
 歴史を詳述した帰結は、『人間同士の、そして人間とコンピュータのコミュニケーションを今より低速化させ、ひとりひとりが内省の機会と深さを得られるような情報ネットワーク社会を設計すべき』というもの。つまり現状のアーキテクチャで展開されるコミュニケーションはかなりまずいという主張です。その『まずさ』に対処するためのいくつかのアイディアも本では素描しています」。


【コミュニケーション学部 佐々木裕一教授プロフィール】

 1992年一橋大学社会学部卒業。学部時代にフランス高等商業学院(HEC)に給費留学。2009年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。電通での消費財マーケティング・コミュニケーション戦略立案、アーサー・D・リトル・ジャパンとNTTデータ経営研究所での製造業・情報サービス業の全社戦略策定、スタートアップ企業への投資などの業務を経験。2011年~2013年カリフォルニア大学サンディエゴ校訪問研究員。現在、東京経済大学コミュニケーション学部教授。共著に『ツイッターの心理学─情報環境と利用者行動』(テレコム社会科学賞奨励賞、2016, 誠信書房)、『Linuxはいかにしてビジネスになったか─コミュニティ・アライアンス戦略』(2000, NTT出版)、『コミュニケーション学がわかるブックガイド』(2014, NTT出版)など。


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非上場
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