◆関西大学商学部・矢田勝俊教授が平成最後の文部科学大臣表彰を受賞◆流通ビッグデータ利活用のためのデータマイニング技術の振興に貢献!



このたび、関西大学商学部の矢田勝俊教授が、2019年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(科学技術振興部門)」を受賞しました。今般の科学技術賞受賞者88件180名のうち、私立大学関係者はわずか20名で、本学としては延べ12人目の受賞となりました。




【本件のポイント】

・商学部の矢田勝俊教授が2019年度文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞
・大規模データの有効活用法を示し、流通業におけるビッグデータ利活用の礎を構築
・データマイニング技術(データからの知識発掘)の振興に貢献


<受賞業績名> 「流通ビッグデータ利活用のためのデータマイニング技術の振興」
 データマイニングとは「データからの知識発掘」のこと。あらゆる情報があふれる現代社会ですが、必ずしも「情報量が多い=知識が増える」とは言えません。新たな知識、未知の結果を発見するためには、大量の情報の中からパターンやルール、相関を発見し、知識ベースとして蓄積・学習することが求められます。これまで流通業界では、効率的なデータ処理のためのインフラが必要とされていた一方で、データマイニング技術導入には多くの問題が残っていました。
 
 矢田教授は、国内の大規模データの前処理システムに大きな影響を与えたプラットフォーム''MUSASHI''の公開をはじめ、大規模データ分析のためのASPシステムやマーケティングアプリケーションの開発など、データマイニング技術のビジネス応用について研究しています。最近では、従来未開とされてきた店舗内の購買プロセス、すなわち消費者行動の研究においてこの手法を取り入れ、満足できる売り場づくりを創出するための挑戦を続けています。
 
 大規模データの蓄積・管理・分析が低コスト化を実現するなど、矢田教授がマーケティングにおけるデータマイニング技術の有効活用法を示したことで、流通業におけるビッグデータ利活用の礎が築かれ、データマイニング技術の振興に貢献したとして、今回の受賞に至りました。現在では小売業をはじめ、多くの企業においてデータマイニング技術が導入され、大規模な研究会も定期的に開催されています。


■ 商学部・矢田 勝俊(やだ かつとし)教授 プロフィール
 1969年福井県生まれ。専門は経営情報論、経営情報システム、知識情報学。神戸商科大学博士(経営学)。神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程修了後、大阪産業大学経営学部を経て、2000年4月に本学商学部に着任。2015年4月から大阪大学招へい教授を兼任。阪神・淡路大震災をきっかけに、疎開もかねて複数の企業のスタッフになり、レジ打ちからシステム開発、店舗設計にいたるまで、情報化の現場経験を積む。現在は主に顧客・店舗管理、商品評価、消費者行動モデリングに関するデータマイニングに取り組んでいる。文部科学省「産学連携による実践型人材育成事業」DSIプログラム統括責任者、文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」データマイニング応用研究センター所長、データサイエンス研究センター長などを歴任。


▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
 http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2019/No3.pdf


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【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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