Maitres Laitiers (メイトル・レティエ)、Veeam環境の保護に Quantum DXi重複排除を選定

高速バックアップ/リストアとランサムウェアに対するDR保護を酪農組合に提供

日本クアンタムストレージ株式会社(東京都港区、以下、クアンタム)は、フランスの酪農協同組合であるMaitres Laitiers du Cotentin (MLC) がデータの急増とマルウェアの脅威という課題への対策としてQuantum DXi®重複排除アプライアンスとVeeamソフトウェアを導入することを発表しました。
DXiは、概念実証(PoC)において、仕様の近い競合製品およびバックアップ・ソフトウェア独自の重複排除と比較して300%以上のプライマリ・バックアップ結果を達成し、本番環境性能は実証結果を上回りました。

<データの急増とマルウェアがデータ保護の一新を推進>
MLCは820の農場が加盟するフランス最大の酪農協同組合で、年間4億リットル以上の牛乳を集乳・加工し、フランス全土、EU、中国に製品として供給しています。また、プライベートブランド市場や外食産業に新鮮な牛乳を供給している最大手のサプライヤーとして、「Campagne de France (カンパーニュ・ド・フランス)」という新ブランドを通じて幅広い製品を創出し、フランスの乳製品部門の生産拡大と変革を推進しています。MLCでは、在庫の追跡や生産状況の監視、給与、人事、配送に関わる支所の活動といった複雑なビジネス業務の管理に、堅牢なデータ管理とITサービスを活用しています。
2010年以降、バックアップとデータ保護を促進する戦略として、同組合の120台以上のサーバーの約98%が仮想化されました。ほとんどのバックアップはVeeamソフトウェアでデータをディスクに直接書き込む方式で行われ、同組合のレガシー・バックアップ・アプリケーションによって保護されている物理サーバーは数台にすぎませんでした。年間のデータ増加率が25%を超えた頃から、既存のシステムでは間に合わなくなりました。さらに、MLCへのランサムウェア攻撃も見受けられるようになり、バックアップによるデータ保護と、システムの刷新を決断しました。

<最適な重複排除ハードウェアを選定するための概念検証試験>
MLCは、ランサムウェアの攻撃を排除していたVeeamを使い続けたいと考えていました。そこで、重複排除アプライアンスがバックアップ用ハードウェアとして最善の方式になると決断しました。「重複排除を活用すればより多くのデータをより少ないディスク領域に保存でき、保存期間を長くできると判断し、データセンター間でバックアップをレプリケートすることを検討していました」と、同組合のシステムおよびネットワーク管理者であるEmmanuel Moncuit氏は語っています。
その結果、ExagridとQuantum DXiという2つのVeeam認定重複排除アプライアンスが候補に上がりました。「それぞれの機能について数多くの意見を聞きましたが、システムが私たちの組合のデータとネットワークで本当に有効かどうかを確認する唯一の方法は、ハードウェアの実地試験を行うことであると判断しました」とMoncuit氏は語っています。
テストでは、はるかに小さいシステムで性能要件を満たしたDXiシステムの優位性が明らかになりました。DXi重複排除の結果は、必要なユニットのサイズやレプリケーション効率など、著しいメリットを示すものでした。「DXiは、地方の拠点ごとの物理的なアプライアンスが一切不要でした。各地のVMware環境を利用し、そこに仮想アプライアンスを構築するだけでした」とMoncuit氏は指摘しています。
重複排除については、DXiはプライマリ・バックアップ・ジョブで競合製品と比較して300%以上の結果を達成しました。DXiシステムがグローバル重複排除を活用したことにより、レプリケーションの優位性も拡大されました。2つの候補の環境でそれぞれ、ある場所の224GBバックアップから別の場所のアプライアンスへ新規データをレプリケートした際、競合システムが21.7GBのデータ (圧縮率10:1) を送信したのに対し、DXi仮想アプライアンスの送信はわずか1.4GB (重複排除率159:1) でした。
「私たちの試験で、DXiのレプリケーションはVeeamタスクの終了を待たずに1つ目のファイルのバックアップ直後に開始したので、リスク期間つまりバックアップ完了からオフサイトに安全にコピーが作成されるまでのギャップが信じられないほど短く、Veeamタスク終了後にレプリケーションを開始する競合他社のソリューションとは違っていました」とMoncuit氏は付け加えています。

<本番環境で優れた結果>
実証結果に基づき、DXiユニットが本番環境に導入され、本番環境で期待以上の結果を発揮しました。「DXiアプライアンスとVeeamソフトウェアの組み合わせのおかげで、私たちは既存のWANを使用してより多くのデータを短時間でバックアップしており、ファイルを迅速に復元できるようになり、データをランサムウェアの攻撃から保護するDR保護も可能になりました。この結果にとても満足しています」とMoncuit氏は語っています。

<その他資料>
クアンタムについて
クアンタムは、スケールアウト階層ストレージ、アーカイブ、データ保護を専門とするリーダー企業です。クアンタムのStorNextプラットフォームは、最先端の高性能ワークフローを支え、シームレスなリアルタイムコラボレーションを可能にするとともに、コンテンツを将来の用途や再マネタイズのため容易に活用できるよう維持します。大規模な行政機関、放送局、研究機関、一般企業を含む10万社以上のお客様がクアンタムを利用して、その最も過酷なコンテンツワークフローのニーズを満たしています。クアンタムを利用されるお客様は、インジェストからフィニッシング、配信、長期保管まで資産の管理に必要とされる包括的なストレージプラットフォームを手にすることになります。詳細は、http://www.quantum.com/customerstories をご覧ください。

お問い合わせ
日本クアンタムストレージ株式会社 (http://www.quantum.com/jp/
email: japan_info@quantum.com
Tel: 03-4360-9255(代表)

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この企業の情報

組織名
日本クアンタムストレージ株式会社
ホームページ
https://www.quantum.com/ja/
代表者
マクドナルド・ グレゴリー・ジェー
資本金
4,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒107-0051 東京都港区元赤坂1-2-7赤坂Kタワー4階
連絡先
03-6890-3038

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