首都圏形成史研究会が神田外語学院で9月8日にシンポジウム「首都圏の災害史研究の現在」を開催する。~近現代において首都圏で発生した災害の歴史について考える~



首都圏形成史研究会(事務局:神奈川県横浜市/会長:上山和雄)は、土木学会土木史研究委員会および岩井田家資料研究会と共催で、神田外語学院(千代田区内神田/学院長:糟谷幸徳)で9月8日(土)にシンポジウム「首都圏の災害史研究の現在」を開催する。これは、主に近現代において首都圏で発生した災害の歴史について、研究の現状がどのようになっているのかを報告し、今後の課題や多様な災害の研究方法について考えるもの。神田外語大学日本研究所の所長で、首都圏形成史研究会に所属する土田宏成教授など多くの専門家が登壇し、首都圏の災害史を紐解く。入場無料。どなたでも参加可能。




 首都圏形成史研究会では、小研究会「首都圏災害史研究会」を組織し、首都圏の災害の歴史に関するデータの収集・整理に着手している。都県・市区町村などが地域の歴史を編さんした図書(自治体史)などをもとに「首都圏災害史年表」を作成中。今回はその中間報告として、首都圏各地域の災害の特徴について報告する。

 首都圏の歴史的な災害として、真っ先に挙げられるのは、いまから95年前の1923年に東京・横浜を中心に10万5千人余りの死者・不明者を出した関東大震災がある。
 しかし、大規模な被害が生じるのは震災だけではない。木造家屋が密集していた市街地では、風などの天候条件によって火災はしばしば大火となった。首都圏が広がる関東平野には、利根川、荒川、多摩川などが流れ、水害も繰り返し発生した。山間部では土砂災害、沿岸部では台風などによる高潮災害もあった。

 今回開催されるシンポジウムでは、登壇者による様々な報告をもとに討論を行い、首都圏地域の多様な災害に関心を払いながら、2023年の関東大震災100年に向けた課題を示す。

概要は下記の通り。

◆シンポジウム「首都圏の災害史研究の現在」
【主 催】首都圏形成史研究会
【共 催】公益財団法人土木学会土木史研究委員会、岩井田家資料研究会
【後 援】神田外語大学日本研究所
【日 時】9月8日(土)13:30~17:00
【場 所】神田外語学院 本館7F講堂(東京都千代田区内神田2-13-13)
【講 師】土田宏成(神田外語大学日本研究所所長)
     谷口裕信(皇學館大學准教授)
     濱千代早由美(帝塚山大学非常勤講師)
     土井祥子(東京大学大学院工学系研究科)
【司 会】吉田律人(横浜開港資料館調査研究員)
【対 象】一般の方々
【定 員】150名
【問合せ】首都圏形成史研究会事務局045-201-2169
【内 容】
13:30 報告1. 首都圏災害史研究会・土田宏成 氏
「自治体史にみる首都圏の災害史-「首都圏災害史年表」作成の中間報告を兼ねて-」
14:00 質疑応答
14:10 報告2. 谷口裕信 氏、濱千代早由美 氏
「利根川・渡良瀬川合流地域の自然災害-旧伊勢御師岩井田家宛の書簡から-」
14:40 質疑応答
14:50 報告3. 土井祥子 氏
   「近代土木史としての帝都復興事業」
15:20 質疑応答
15:30 休憩
15:50 コメント・討論
    コメント1 鈴木淳(東京大学教授)
    コメント2 諸井孝文(株式会社開発設計コンサルタント)
    討論・質疑応答
    司会 吉田律人 氏
17:00 終了



▼本件に関する問い合わせ先
学校法人佐野学園 法人本部広報部
関根勇人
TEL:03-3258-5837(月~土9:00~17:00)
FAX:03-5298-4123
メール:media@kandagaigo.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
神田外語大学
ホームページ
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
代表者
宮内 孝久
上場
非上場
所在地
〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1

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