2018年1月クール テレビ番組視聴質ランキング発表

〜日本テレビが最多ランクイン、NHK大河ドラマなど高視聴質常連番組
が上位に入る中、山崎賢人主演「トドメの接吻」が4位に〜

人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質」*データを取得・提供するTVISION INSIGHTS株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:郡谷康士)は、2018年1月クールのテレビ番組視聴質ランキングを発表しました。

TVISION INSIGHTSは、視聴質データとして、VI値(滞在度=Viewability Index)とAI値(注視度=Attention Index)を計測しています。今回のランキングでは、専念視聴の度合いを示す指標として、視聴質をVI値×AI値で算出し、数値が高い順に順位をつけています。VI値は、数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長いことを示します。AI値は、数値が高いほど、画面を注視していた人数が多く、注視秒数が長いことを示します。

<ランキングの要点>
・1位はNHK「西郷どん」、2位は日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」、3位はテレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」がランクイン。土日のプライムタイムの番組が上位に
・NHK大河ドラマ、TBS日曜劇場などの高視聴質常連番組に加え、「トドメの接吻」「もふもふモフモフ」「ヒャッキン!」などが新たにランクイン
・男性はテレビの前にいても必ずしも画面を注視しているとはいえないが、女性は見る番組を決めて集中して視聴する傾向に


ランキングURL:https://tvisioninsights.co.jp/201801coolranking/

1位NHK「西郷どん」など常連番組が上位、4位に山崎賢人主演「トドメの接吻」ランクイン、土日プライムタイムに集中


1位NHK「西郷どん」、2位日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」、3位テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」、4位日本テレビ「トドメの接吻」、5位TBS「99.9-刑事専門弁護士-SEASONⅡ」となりました。4位以外は、これまで当社が発表してきた番組視聴質ランキング(2017年4月クール、7月クール)で常にトップ20入りしている常連番組枠です。

トップ20入りした番組を放送局別に見てみると、日本テレビが6本、テレビ東京が5本、NHKが4本、テレビ朝日が3本、フジテレビとTBSが各1本という内訳になりました。放送枠に関しては、土日のプライムタイム(19時〜23時)が上位にランキング。トップ10位中9本が土日のプライムタイムの番組だったほか、日本テレビの番組においては6本中4本が日曜日のプライムタイム番組となりました。

男性はテレビの前に長時間滞在、女性は集中して番組を見る傾向に



男女別で視聴質の数値を見ると、男性ランキングではバラエティー番組が12本、スポーツ番組が2本ランクイン、女性ランキングではドラマが9本となりました。
また数値の特徴として、全体的に男性はVI値(滞在度)が高く、女性はAI値(注視度)が高くなる傾向があります。男性は、長時間席を立たずにテレビの前にいるものの、必ずしも画面を集中して見ているわけではなく、女性は、見たい番組を決め、目的意識を持って番組を視聴している様子がうかがえます。

TVISIONが選ぶ、2018年1月クール 高視聴質5番組
視聴質の観点で、特徴的だった2018年1月クールの番組をピックアップしました。

1)1位 NHK「西郷どん」……男性の視聴質No.1! 女性の視聴質は20位
1月からスタートした「西郷どん」は、鈴木亮平主演で、西郷隆盛の半生を描く大河ドラマです。この番組は男性の視聴質ランキングでは堂々1位でしたが、女性ランキングでは20位となりました。昨年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」は、視聴質ランキングが4月クールは男性1位、女性4位、7月クールは男性1位、女性7位であり、男女共に高視聴質でした。

2)4位 日本テレビ「トドメの接吻」……民放ドラマ視聴質No.1! 男性支持も高い
民放ドラマの視聴質トップは、山崎賢人主演の「トドメの接吻」です。男性ランキングではドラマのランクインが少ない中、5位にランクイン。男女共に高視聴質となりました。本作は、冷徹なNo.1ホストがタイムリープを繰り返しながら、大富豪の令嬢との結婚を勝ち取るまでを追うオリジナルストーリーです。世帯視聴率は高くはなかったものの、見る者を惹きつける良質な番組であったことがうかがえます。

3)5位 TBS「99.9-刑事専門弁護士-SEASONⅡ」……男女に支持される、ランクイン常連番組枠
男女別のランキングでも男女ともにトップ20にランクイン。番組視聴質ランキングに毎回ランクインしているTBSの日曜劇場枠で放送された、松本潤主演による法廷ドラマのセカンドシーズンです。法廷ものですが重々しさはなく、随所に芸能人・著名人の小ネタを散りばめた演出や、実際の事件を基にした内容なども話題となりました。

4)7位 NHK「もふもふモフモフ」……動物の愛らしさと堤真一のナレーションが女性の注視を集める
不定期で放送されていた特番を経て、2018年4月からレギュラー化。「もふもふ」した動物にフューチャーし、20分間画面を占拠し続ける動物の愛らしさはもちろん、犬や猫、うさぎなどになりきる、堤真一のハイテンションなナレーションも注目を集めています。女性ランキングでも7位となり、女性からの高い視聴質を獲得しました。

5)13位 テレビ東京「ヒャッキン!~世界で100円グッズ使ってみると?~」……世界の名所と便利グッズがコラボ
2017年10月クールスタートのこの番組は、世界各国の名所を紹介しながら、その国で出会った人々に日本の100円グッズを使ってもらう番組。観光地めぐりをしているような気分になりつつ、身近な便利グッズに共感できる内容となっています。男性ランキングでも2位となり、高い視聴質を獲得しました。


<データの収集方法・概要>
 関東800世帯の一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだKinectセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、どのタイミングで画面に注目したかなど視聴態勢を判断・計測しています。2018年2月現在、地上波6局7チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測を行っています。

・ランキングの対象番組は、2018年1月1日(月) ~4月1日(日)に放送された15分以上の番組のうち、5回以上放送があった番組です。そのうち、世帯視聴率5%未満、延べ接触回数が20回未満(共に当社計測値)、再放送のいずれかに該当する番組は除外しています。
・小数点3位以下は四捨五入しています。
・VI値×AI値の場合は、小数点第3位で順位をランキングしています。

■視聴質について
人々がテレビの前に滞在している度合いを示すVI値(滞在度=Viewability Index)と、テレビ画面に顔が向いているかを示すAI値(注視度=Attention Index)を数値化し計測しています。
VI値:数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長い
AI値:数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長い

◼ TVISION INSIGHTS株式会社について
TVISION INSIGHTS株式会社は、テレビの「視聴質」を計測する会社です。当社が開発した人体認識技術を用いて、テレビの視聴態勢を取得しデータ化する独自手法で、データセットを取得・蓄積しています。国内では、関東エリアの800世帯、地上波6局7チャンネルの全番組を毎秒レベルで計測(2018年2月現在)。またグローバルにも拠点を広げ、ボストン・ニューヨークでも展開。テクノロジーとビッグデータを用いて、テレビ本来のポテンシャルを顕在化することを目指しています。

◼ 企業概要
会社名:TVISION INSIGHTS株式会社
代表:代表取締役社長 郡谷 康士
所在地:東京都港区六本木1丁目4-5 アークヒルズサウスタワー16階 WeWork内
設立:2015年3月6日

*文中に記載した人名は敬称略、順不同

<本件に関するお問い合わせ先>
報道関係のお問い合わせ:美島 Tel 070-1488-3702 E-mail pr@tvisioninsights.com
データなど企業関係のお問い合わせ:info@tvisioninsights.com





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この企業の情報

組織名
TVISION INSIGHTS株式会社
ホームページ
https://tvisioninsights.co.jp/
代表者
郡谷 康士
上場
非上場
所在地
〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル6階
連絡先
03-6268-8056

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